日本酒 |
五穀豊穣(ほうじょう)を祝う神楽が盛んな芸北地方は米どころと重なり、酒蔵も点在する。安芸高田市美土里町の地酒「十三舞(とおみまい)」は、同町桑田地区のコシヒカリと天然水で仕込む。「神楽の里の鬼ごろし」「神代かぐら」(以上北広島町)「神楽」(安芸高田市)など鬼をデザインしたラベルでアピールする酒も目立つ。芸北地方の道の駅などで扱っている。
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まんじゅう |
土産の定番は、味はもちろん、商品のデザインで個性化を図る。廿日市市の「かぐら饅頭(まんじゅう)」は、白あんをくるむ生地の形が鬼の顔。「伝承神楽やわらかケーキ」(北広島町)は大蛇を退治するシーンを箱に、「神楽の里」(安芸高田市)は鬼の顔を菓子の個装に描く。いずれも神楽の歴史などを紹介。芸北地方の道の駅などで買える。
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飾り面グッズ |
災いをはね返す力があるとされる魔よけの般若や、家内安全の願いを込めたおかめ、招福の七福神―。神楽に登場する神や鬼などを中心に、10種類以上の面がある。直径60センチ以上の面から、携帯電話のストラップなどのアクセサリーまで、用途に応じた大きさのグッズが開発されている。安芸高田市美土里町の神楽門前湯治村では、絵付け体験も受け付ける。
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おもちゃ |
神楽会場で、必ず目にするのが子どもたち。舞台に立つあこがれの英雄や鬼たちになり切って、所作を決める姿がある。欠かせないのが、竹などに和紙やビニールテープを巻き付けて仕上げたおもちゃの武器だ。切り飾りを施した鬼の棒や、鬼を退治する弓と矢のセットなどがそろう。芸北地方の道の駅や、一部の神楽会場でも扱っている。
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うちわ |
安芸高田市美土里町にある神楽門前湯治村のオリジナル商品(1本300円)。熱気にあふれた会場などで、重宝がられる。同村にギャラリーがある画家川口健治さん(67)=柳井市=が、カラフルな色づかいでデザインした。横田神楽団の「紅葉狩」、中北神楽団の「壇ノ浦」など、同町で活動する13神楽団がそれぞれ得意とする演目の見せ場を描いている。
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