四百年近い歴史を持つ国の名勝「縮景園」(広島市中区)は中国地方を代表する名園である。今は深緑に覆われ、静かさをたたえる庭園も六十年前のあの日、木々は焼き尽くされ、炎に追われた多くの人たちが逃げ込んだ。知られざる縮景園の一面を追った。 (2005年7月26日から7月30日に連載されたものです)
縮景園 広島藩藩主の浅野長晟が、元和6(1620)年から別邸の庭園として築いた。名称は、中国杭州の西湖を模して縮景したことに由来する、といわれる。昭和15年、浅野家から広島県に寄贈された。現在、年間20万人の来園者でにぎわう。
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