中国新聞社
2011ヒロシマ
'11/7/29
有森さん、8・6駆ける 原爆ドーム前から11キロ

 バルセロナ五輪女子マラソン銀メダリストの有森裕子さん(44)=岡山市北区出身=が8月6日、広島市中区の原爆ドーム前から市内を駆ける。9日にかけて広島―長崎間(約440キロ)を走るピースランの一環で、平和の大切さをアピールする。

 6日午前7時にスタート。平和大通りを経て、佐伯区隅の浜付近まで約11キロを走る。ハンドサイクル(手こぎ自転車)で長崎市を目指す障害者アスリートの永野明さん(36)=東京都=と併走する。

 広島市東区出身の歌手玉城ちはるさん(31)=同=たちが2年前から夏に催している「Each feelings」(実行委員会主催)に今回、国際協力機構(JICA)中国が共催として加わり、有森さんのピースラン参加が決まった。公募の3人もマラソンと自転車でゴールを目指す。

 玉城さんは「若い世代に、被爆や核兵器について考えてほしい」と話す。5日午後3時から南区のJR広島駅南口の地下イベント広場で、玉城さんたちがコンサートを開催。有森さんのトークショーもある。(赤江裕紀)


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