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イランの毒ガス被害者 痛み共有 大久野島訪ねる '04/8/6

 広島世界平和ミッションを主催する広島国際文化財団などの招きで広島県を訪れている、イラン・イラク戦争の毒ガス被害者を含むイラン人八人が五日、旧日本陸軍の毒ガス製造工場があった竹原市の大久野島と対岸の呉共済病院忠海分院を訪れた。

 毒ガス障害者の診療を続ける同分院の行武正刀・元院長(70)の案内で、島にある毒ガス資料館を見学。陶製の製造装置や防毒衣、戦時中の写真パネルや文書などから島の歴史を学んだ。島北部の毒ガス貯蔵庫跡も巡った。

 同分院では、医師や看護師たち約十人と交流した。医師のシャハリヤール・ハーテリさん(34)が、イラクによる毒ガス攻撃の実態と、戦後十六年たった今も約四万五千人が後遺症に苦しんでいる状況を紹介。「日本と学術交流や情報交換を進めたい」と呼び掛けた。

 ミッション参加者で、受け入れをした広島市東区の薬剤師津谷静子さん(49)は「市民レベルで何が協力できるかを考えたい」と話していた。

【写真説明】毒ガス資料館で、行武元院長(右から3人目)の説明を聞く一行


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