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和解 取り組み探る 第五陣、パキスタン到着 '05/2/6

 【カラチ5日森田裕美】インドで平和交流を重ねてきた広島世界平和ミッション(広島国際文化財団主催)の第五陣は五日、ムンバイから第二の訪問国パキスタン・カラチに到着し、本格的な活動を始めた。

 一九四七年のパキスタン分離独立時に、インドから多数のイスラム教徒が移り住んだ同国最大の都市カラチでは、八〇年代以降、民族や宗教間の争いやテロが絶えない。この日、仕事の都合で帰国の途に就いた会社員のジェームス・ジョセフさん(48)=広島県海田町=を除くメンバー四人は、現地で人権擁護などの社会活動にかかわる人たちと交流し、平和や和解のための取り組みについて話し合った。

 一行は十四日まで、北西辺境州のペシャワルや首都のイスラマバード、インド国境のラホールを巡って、高校などで平和授業をする。同時に多くの市民や元政府関係者らと対話を続けながら、核兵器でインドに対抗するパキスタン国民の本音に迫り、信頼醸成の道を探る。

 東広島市職員の中谷俊一さん(37)=広島県本郷町=は「インドでは核兵器廃絶を求め、地道に活動する人たちに出会えた。パキスタンにもきっと同じ志の人がいるはず。インドで聞き取った平和を願う市民のメッセージをパキスタンの人たちに伝える仲介役を果たしたい」と話している。

【写真説明】インドからパキスタンのカラチに到着し、関係者(右端)の出迎えを受ける中谷さん(左端)ら第五陣メンバー(撮影・山本誉)


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