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■特集 被爆60周年 伝える 若者へ 世界へ
知るだけで終わらせたくない/広島女学院高生徒、勉強会重ね次の目標 '05/6/30

 六月下旬の放課後。広島女学院高(広島市中区)の生徒有志でつくる「生徒による女学院国際協力」(JICS)の会員十一人が、第四陣メンバーで「ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト」世話人副代表の小畠知恵子さん(53)を講師に勉強会を開いた。

 国際協力機構(JICA)の研修で被爆地を訪れているボスニア・ヘルツェゴビナの教員との交流会に備えて、事前学習をするためだ。

 小畠さんは一九九〇年代の民族紛争により、約二十万人の犠牲者を出した同国を旅した経験を紹介。「原爆による悲劇を体験しながら、投下国を憎まず平和を求めるヒロシマは、和解のための接着剤的な役割ができる」と語り掛けた。

 昨年発足したJICSはこれまでも平和ミッションの新聞記事や、参加者が講師を務める「出前授業」を活用し、国際理解を深めてきた。

 二年生の久保田希さん(16)は「知るだけで終わらせたくない。私たちにもできることはないかと考えるようになった」と変化を口にする。

 昨年十二月には、第一陣と三陣メンバーを講師にワークショップを企画。学外にも公開した。当時、会の代表だった三年生の服部由布子さん(18)は「校内だけでなく、どんどん外に輪を広げたい」と目を輝かせていた。

【写真説明】小畠さん(手前左)を講師に、ボスニア・ヘルツェゴビナとヒロシマのかかわりについて学ぶ女学院高の生徒ら


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