中国新聞


読書の楽しさ、園児に紹介
中区の幼稚園にキャラバン車


   

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キャラバンカーから気に入った絵本を選ぶ園児

 約550冊の絵本や児童書をキャラバンカーに乗せ、全国を巡る「本とあそぼう 全国訪問おはなし隊」(講談社主催)が5日、広島市中区の吉島幼稚園を訪れた。同区の読み聞かせサークル「おはなしエルマー」のメンバー5人とともに約300人の園児に本の楽しさを伝えた。

 園児は、ボランティアが身ぶり手ぶりを交えて絵本や紙芝居を読むと、食い入るように見つめた。キャラバンカーでは夢中に本を選んでいた。年長の松本陽菜ちゃん(5)は「平仮名が読めるから本は大好き」と話した。

 同隊長の窪田泰子さん(40)=兵庫県姫路市=は「一緒に本を読むと子どもは本を好きになる。1日1冊読んであげて」と呼び掛ける。10月5日まで広島県内の幼稚園や保育園、公民館など62カ所を巡る。(滝尾明日香)

(2011.9.6)


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