中国新聞


里帰り出産、早期再開へ
国立浜田医療センター


 国立病院機構浜田医療センター(浜田市)は5日、現在休止している「里帰り出産」の受け入れについて、早期再開を目指す方針を明らかにした。

 医師不足から妊婦を他地域の医療機関に割り振る分娩(ぶんべん)制限をしている益田赤十字病院(益田市)が、産婦人科医師1人を新たに確保。着任する来年4月以降に医師3人体制となるのを受け、分娩制限を早期に解除する方針でいる。

 浜田医療センターの矢後万里男事務部長は「益田からの妊婦が減れば、里帰り出産の受け入れも可能になる。一刻も早く再開できるよう協議を重ねる」としている。

 同センターは5月、益田赤十字病院の分娩制限を受け、里帰り出産の休止を決めた。11月末までに益田赤十字病院の紹介で妊婦13人を受け入れている。(浜岡学)

(2011.12.6)


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