中国新聞


三次市、保育所休廃止を検討へ
基準は「おおむね20人以上」


 三次市は、園児数の少ない市立保育所の休廃止を検討する。候補とする保育所を本年度内に決める。子どもたちが集団生活する上で「3歳以上の保育では、1クラス10人以上が望ましい」との理由から、保育所全体で「おおむね20人以上」を一定の基準とする。

 休廃止の検討は、学識経験者や保育所の保護者たち10人でつくる市保育所規模適正化検討委員会による増田和俊市長への9日の答申に盛り込まれた。市はその考え方に基づき、内部で議論を進める。

 市立の22保育所を基準に照らすと、仁賀、安田、川西、河内、八幡、敷地、田幸の7保育所が該当する。このうち、市は各保育所の今後の園児数の推移なども考慮し、判断する。

 休廃止の候補とした保育所では2013年度から、保護者たちと協議を始める。近隣に受け入れ可能な保育所があることなど、保護者の理解を得て最終決定する方針だ。

 併せて、ニーズの高い3歳未満児保育がない保育所では新たに実施を検討する。(桜井邦彦)

(2012.11.15)


【関連記事】
福山市の2保育所、2013年4月に民間移管へ (2012.8.10)
島根県邑南町の口羽保育所、民間移管へ (2012.2.29)
3保育所を民間委託へ 三次市 (2012.2.18)
保育園民営化、来春は困難 下松市、議案の提案見送る (2011.12.2)
16年春までに職員20減、東広島市が計画策定 保育所民営化など推進 (2011.9.6)
御薗宇保育所、呉の学校法人が運営へ 東広島で13年春、民営化3例目 (2011.8.31)
給食センター調理委託 東広島市、8月の西条から順次 (2011.4.22)
10保育所 5ヵ所に再編 府中市、民営化推進の計画 (2011.3.16)



子育てのページTOPへ