中国新聞


防府市が「赤ちゃんの駅」登録
授乳・おむつ替えなど配慮


   

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「赤ちゃんの駅」のシンボルマークをデザインした岸本さん

 防府市は25日、育児中の保護者が授乳やおむつ替えを気軽にできる公共、民間の施設を「赤ちゃんの駅」として登録し、PRする取り組みを始めた。

 赤ちゃんの駅は囲いを設けるなどして保護者が人目を気にせず利用できるよう配慮し、おむつ交換台などを常設している施設。登録制にすることで、保護者に利用できる場所をPRし、外出しやすい環境を整える。市は2012年度中に公共施設やスーパーなど約20カ所を登録する考えだ。

 この日、市役所で施設に掲げるのぼり旗やシンボルマークが披露された。「駅」にちなみ、SLからハート形の煙が出ているデザイン。応募したデザインが採用された防府商高3年の岸本弥歩さん(18)は「保護者が入りやすいようカラフルにした。デザインが目印になり、大勢の人に利用してもらえたらうれしい」と話していた。(川村奈菜)

(2012.12.26)


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