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「平和な世界」灯に託す女性ら200人 '06/8/1


 核兵器廃絶と恒久平和の願いをろうそくの灯(ともしび)に託す「ヒロシマ平和の灯のつどい」が三十一日、広島市中区の平和記念公園であった。約二百人が参加し、核兵器廃絶を願いながら原爆慰霊碑の周辺を歩いた。

 午後八時、カザフスタンのセミパラチンスクから山陽女学園高等部(廿日市市)に留学するマディーナ・サディコワさん(17)らが公園内の「平和の灯」から採火。ろうそくに火を分け合って全員で黙とうし、公園内を静かに巡回した。

 市内二十の女性団体でつくる市女性団体連絡会議(信政ちえ子会長)が主催し、今年で八回目。参加者は「原爆を許すまじ」と「青い空」を合唱、原爆犠牲者の冥福を祈った。

 被爆者の両親や子ども二人と参加した南区の主婦山部真水さん(38)は「世界中で戦争が絶えず、平和がなかなか実現できないのが悲しい」と訴えていた。(ラン・ショウウ)

【写真説明】核兵器廃絶を願い、「平和の灯」から採った火を分け合う参加者ら


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