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サダコの願いイラクに 同じ病室大倉さん '06/8/4

 ▽著書収益 贈り続ける

 劣化ウラン(DU)弾の影響とみられる白血病に苦しむ子どもたちを支援するため、「原爆の子の像」のモデルの佐々木禎子さんと同じ病室で十四歳のころを過ごした大倉記代さん(65)=東京都西東京市=が、著書「思い出のサダコ」の収益をイラクに贈り続けている。広島市で三日開幕した「DU兵器禁止を訴える国際大会」で、活動に共感した広島の友人が協力を呼び掛けている。

 「思い出のサダコ」は昨年十月に出版された。佐伯区の元英語講師宮本慶子さん(54)ら友人二人と二月、「『サダコ』・虹基金」を設立、医療支援として収益金約八十万円をイラクに届けた。

 大倉さんは健康被害を訴えるイラクの子どもたちの姿に心を痛め、「子どもの痛みを少しでも和らげたい」と支援を決意したという。現在は闘病中で、代わりに宮本さんが会場の一角に著書や大倉さんのメッセージの入ったしおりを並べ、「禎子ちゃんの話は昔話ではないんです」と来場者に支援を訴えている。

 宮本さんは「禎子さんが千羽鶴に込めた願いと大倉さんの熱意を多くの人に伝えたい」と意気込んでいる。同大会でのPRは四日まで。募金の郵便振替口座番号は00190―7―446157で、口座名は、「サダコ」・虹基金。(石川昌義)

【写真説明】「禎子さんの願いを伝えてください」。来場者に大倉さんの著書を紹介する宮本さん(中央)


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