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反核へ思い新た 三良坂で集い 祈り託す灯籠も '06/8/7

 三次市三良坂町の三良坂平和公園で六日、「すべての原爆・戦争犠牲者を追悼する集い」と「平和のつどいMIYOSHI2006」が開かれ核兵器廃絶や平和な世界実現へ思いを新たにした。(衣川圭)

 追悼する集いは、広島市への原爆投下時刻に合わせて三良坂平和を願う会が主催し、約百人が黙とうした。願う会の湯免龍夫会長は「核兵器廃絶の情報は一向に伝わってこない。八月は平和について考えよう」とあいさつ。町原爆被爆者の会の後藤要三副会長が、この一年間に亡くなった三良坂町内の十一人の名前を加えた三百二十七人分の原爆死没者名簿を「母と子―わたす像」にささげた。

 三良坂小五年の高島花奈さん(11)と松島亜耶さん(10)は、市平和非核都市宣言を朗読。俳優吉永小百合さんから寄せられたメッセージの披露や、故栗原貞子さんの詩「わたすの母子像」の朗読もあった。

 同日夕方からの市主催の「平和のつどい」では、「世界のみんながスマイル」などと書かれた約九百基の灯籠(とうろう)がともされ、沖縄県出身の「やなわらばー」など三組のアーティストの音楽を通して平和に思いをはせた。

【写真説明】約900基の灯籠がともるなか開かれた「平和のつどい」


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