広島の被爆者七団体は二十四日、広島市内で八月六日にある「(政府首脳が)被爆者代表から要望を聞く会」に安倍晋三首相が出席するよう、官邸に要請文を郵送した。
二つの広島県被団協など七団体が連名で出した要請文は「どうか若干の時間でも会ってください」などと切望している。安倍首相は八月六日の平和記念式典には参列の意向を示しているものの、「聞く会」への出欠連絡がないため、直接働きかけることにした。
七団体の代表者のうち五人が市役所で記者会見し、原爆投下を「しょうがない」とした久間章生前防衛相の発言に触れながら「だからこそ、積極的に意見交換してほしい」などと訴えた。
「聞く会」には小泉純一郎首相(当時)が二〇〇一年に出席。以降は厚生労働相が出席している。
    
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