合併前の尾道市と向島町の被爆者、遺族でつくる尾道地区原爆被害者の会(岡田進会長)は、約百人が参列して東尾道の慰霊碑前で慰霊祭を開いた。この一年間で亡くなった十人の名前を加え計三百二十二人となった死没者名簿を納めた。原爆投下の時刻に合わせ、広島市の方向に向かって黙とうした。
平谷祐宏市長が「過ちを繰り返さぬよう、諸外国へ強く訴え続ける」と述べた。
御調町では、原爆被害者協議会(森山儀助会長)が、市御調支所の敷地にある慰霊碑前で追悼法要。約六十人が参列した。法要後、約三十人が核兵器廃絶と世界平和を願って三十分間、座り込みをした。(田儀慶樹)
    
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