戦争をしている国の人達(たち)はどうしようもない人達ではありません。
元は皆、優しい人達でした。私たちと同じ人間なのですから。
ドイツには「平和村」という、アンゴラやアフガニスタンなど戦争で傷ついた子どもたちを受け入れるボランティア施設があります。
平和村の子どもたちは、幾度もの手術・治療を受けた後、数年、平和村で過ごします。
心身ともにリハビリをするのです、
そこで、国籍、人種、性別、宗教、価値観…等が違う仲間と遊び、ケンカをし、仲直りをする生活をし、「日常」を学びます。
そして、母国に帰った時、戦争を非難し、教育・医療の重要性を訴えるのです。
実際、アフガニスタンに戻ったアサデゥラ君は、銃を捨て、女性の同権を考えています。
人は変わります。いずれ、国も変わります。平和は祈るものではなく、人の手で作り、育(はぐく)むもの。
あの子たちにガンバレと言わないでください。ガンバルのは戦争をしていない国の私たちです。同じ地球人として。
【写真説明】東ちづるさん 女優(43)
   
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