不思議感触 泥んこ笑顔 有明海の干潟体験 | '05/5/17 |
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初めての干潟体験で綱を引き合う子どもたち(佐賀県鹿島市の七浦海浜スポーツ公園)
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走って泳いで泥だらけ―。初夏の心地よい潮風を受け、有明海の干潟で泥にまみれて綱引きや潟スキーに歓声を上げる子どもたち。
毎年、五月に開かれる干潟の祭典「ガタリンピック」会場となる佐賀県鹿島市の七浦海浜スポーツ公園。四〜十月は、七浦地区振興会が「日常生活では体験できなくなった泥んこ遊びを思う存分楽しんで」と干潟体験ゾーンとして開放している。
授業の一環で利用したり、全国各地から修学旅行で訪れる学校も多い。佐賀市立城東中学校の西村美咲さん(13)は「干潟の中に入ると、温かくて不思議な感じ」と話す。ムツゴロウやシオマネキなどの希少生物がすむ有明海。「干潟と触れ合うことで、環境問題について考えるきっかけなれば…」と関係者は期待を寄せる。
(写真と文・三笘真理子=西日本新聞)
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