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■賛同者メッセージ
映画「千羽鶴」底流同じ/スコット・ロスさん

 「広島世界平和ミッション」の賛同者に名を連ねることで、間接的にこのミッションに参加できることを光栄に思う。

 私は一九五〇年代に、米国で子ども時代を過ごしながら、いつも原爆の恐ろしさに金縛りにあっていた。学校での原爆避難訓練のとき、子どもたちは教室の机の下に隠れて、窓から離れるように指示された。ロシア(旧ソ連)の大陸間弾道ミサイル(ICBM)が私たちの都市を核攻撃した際に、殺されないようにするためである。

 私は机の下に隠れることが、なぜ核攻撃から自分たちを守ることになるのかどうしても理解できなかった。米国が実施したさまざまな核実験の映像を見ることで、みすぼらしい机が私の命を救ってはくれないことを直感的に知っていたからだ。

 そのときから私は、核戦争から自分の命を救う唯一の確実な方法は、核兵器を廃絶することであると気づいた。

 それから四十年が過ぎ、核兵器のない世界の実現に向けた私の希望と努力は、広島の原爆をテーマにした映画「A THOUSAND CRANES(千羽鶴)」の製作に向けられてきた。そのために過去六年間を費やしてきた。

 その映画は、世界の人びとに核戦争の恐怖を、「ヒロシマ」を、そして愛について描いたものである。そのメッセージは、方法は違っても平和ミッションの目的と底流で重なっていると思う。

【写真説明】スコット・ロスさん 米国映像製作会社「デジタル・ドメイン」社長(52)


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