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広島世界平和ミッション 3月、中東・アフリカへ '04/2/16

 ■被爆者含む5人

 「広島世界平和ミッション」(広島国際文化財団主催)の第一陣として中東・アフリカ地域を訪ねるメンバーに十五日、被爆者一人を含む五人が決まった。三月下旬に出発。証言活動や原爆展を通して被爆の実相を伝えるとともに、紛争地などにおける問題解決に向けて、現地の市民や政治指導者らと対話を重ね、信頼醸成をはかる。

 選ばれたのは、被爆者で原爆資料館の案内をボランティアで務める寺本貴司さん(69)=広島県大野町▽薬剤師でパレスチナの子どもたちに医薬品を送る活動に取り組む津谷静子さん(48)=広島市東区▽南アフリカのアパルトヘイト問題に詳しい広島経済大助教授の藤本義彦さん(39)=西区▽大学卒業後、広島外語専門学校で英語を学ぶ小山顕(あきら)さん(24)=東区▽安佐北区出身で、国際政治学を学ぶ津田塾大三年の荊尾(かたらお)遥さん(21)=東京都小平市。

 国内外から寄せられた三十五人の応募者から、書類選考と面接で選ばれた。今後は、平和ミッション事務局のある中国新聞本社(広島市中区)で、訪問予定地の核開発状況や民族紛争の現状、歴史的経過などについて研修を重ねる。計画では本紙記者も同行し、約五週間の日程でイスラエルや南アフリカなどを巡る。

 寺本さんは「報復の繰り返しからは決して平和は実現できないし、核戦争は社会を破滅させることを、自らの被爆体験を通して語りたい」、荊尾さんも「対話を通して、平和構築の道筋を探りたい」と、平和ミッションへの参加に意欲を燃やしている。


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