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被爆者や留学生ら4人 第四陣 露など3ヵ国訪問 10月5日出発 '04/9/25


 広島世界平和ミッション(広島国際文化財団主催)の第四陣メンバーが二十四日決まった。十月五日から約一カ月間、ロシア、ウクライナ、ボスニア・ヘルツェゴビナを訪問。被爆の惨禍を伝えるとともに、核軍縮や核不拡散、民族紛争の実態を学び、問題解決の糸口と被爆地の役割を探る。

 メンバーは、平和ミッションの前身ともいえる四十年前の「広島・長崎世界平和巡礼」に参加した被爆者の森下弘さん(73)=広島市佐伯区▽ソ連時代に繰り返された核実験で被曝(ひばく)したカザフスタンの被害者を支援する「ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト」世話人副代表の小畠知恵子さん(52)=同市中区▽広島大大学院博士課程で各国の平和意識について研究するロシア人のアンナ・シピローワさん(28)=ハバロフスク市出身▽神戸大大学院で国際協力を専攻する玉理充紀さん(22)=呉市出身。

 ロシアでは日米両国が支援するウラジオストク近郊の退役原子力潜水艦の解体工場を視察。核軍縮に伴う余剰核物質の管理の実態にも触れる。

 旧ソ連からの独立後、配備されていた核兵器をロシアに返還したウクライナでは、核兵器解体作業中に被曝した軍人らと交流する。ボスニア・ヘルツェゴビナでは、互いの民族を抹殺しようとした「民族浄化」の傷跡をたどり、紛争後の復興や民族和解への道について話し合う。

 また、訪問する各地で原爆被害の実態を伝える交流の場を持つ。小畠さんは「廃棄された核兵器などから出る核物質がどう扱われているのか現場で学んできたい」と話している。

 第四陣は六十六人の応募から選ばれた。中国新聞の記者とカメラマンが同行する。


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