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第四陣が露に到着 核開発のつめ跡巡る '04/10/6

 【ウラジオストク5日岡田浩一】ロシア、ウクライナ、ボスニア・ヘルツェゴビナの三カ国を一カ月余かけて巡る広島世界平和ミッション(広島国際文化財団主催)の第四陣四人が五日、JR広島駅を出発、関西国際空港経由でロシアのウラジオストクに到着した。米ソ冷戦時代の核開発競争が残したつめ跡や民族紛争があった現場を歩き、課題解決への糸口と被爆地広島・長崎、被爆国の役割を探る。

 メンバーは被爆者の森下弘さん(73)=広島市佐伯区▽市民団体「ヒロシマ・セミパラチンスク・プロジェクト」世話人副代表の小畠知恵子さん(52)=同市中区▽広島大大学院で国際社会論を学ぶロシア人のアンナ・シピローワさん(28)=ハバロフスク市出身▽神戸大大学院で国際協力を専攻する玉理充紀さん(22)=呉市出身。中国新聞の記者とカメラマンも同行している。

 ロシアで二週間滞在し、ウラジオストクでは退役した原子力潜水艦の解体現場を見学。地元の沿海地方府の環境担当者から日本海の放射能汚染防止策などについて学ぶ。一九五七年に大規模な放射能汚染事故を起こしたマヤーク核施設なども訪ねる。

 また、モスクワなど各地で学生らと交流し、被爆証言などを通じて原爆被害の実態と広島の平和のメッセージを伝える。

 一行はその後、ウクライナとボスニア・ヘルツェゴビナを訪問。十一月七日に帰国する。

 旧ソ連時代以来、四十年ぶりに訪れた森下さんは「ロシアは核軍縮を進めているというが不透明な部分が多い。核施設の現状など実態を自分の目で確かめ、平和交流も深めたい」と身を引き締めていた。

【写真説明】ロシアのウラジオストク空港に着き、現地ガイド(右端)の出迎えを受ける左から玉理さん、シピローワさん、小畠さん、森下さん(撮影・野地俊治)


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