広島世界平和ミッション（広島国際文化財団主催）でフランス、英国、スペインを巡った第三陣メンバーの報告会が二十三日午後二時から、広島市中区の市女性教育センターで開かれる。

　報告者は、被爆者の細川浩史さん（７６）＝中区▽胎内被爆者の石原智子さん（５８）＝安佐南区▽社会福祉士の山田裕基さん（２７）＝廿日市市▽中区出身で筑波大一年の花房加奈さん（１９）＝つくば市。安佐北区出身で英国在住のブラッドフォード大大学院生の野上由美子さん（３１）は、メッセージを寄せる。

　第三陣は七月に約四週間、三カ国を訪問。被爆の実態や平和への願いを伝えながら、現地の被曝（ひばく）者や戦争、テロ被害者らと交流した。報告会ではそれぞれが体験などを語り、参加者との質疑応答の場も設ける。

　主催は「広島世界平和ミッション」を支える市民の会。資料代三百円。問い合わせは、柴田幸子代表世話人ＴＥＬ０８２（８７８）０２９８。