トップページ
 関連記事
 連載
 特集
 賛同者メッセージ
 English
広島国際文化財団
 理事長挨拶
 事業内容
 募集要項
 募金のお願い
中国新聞
 原爆・平和特集
関連リンク
 中国放送
 広島県
 広島市
 広島平和文化センター
 広島平和研究所
 国連大学
 ユニタール広島
■関連記事
第六陣 高校で「平和授業」 サンフランシスコ到着 被爆体験語る '05/4/3

 【サンフランシスコ1日岡田浩一】米国西海岸のサンフランシスコ市に到着した広島世界平和ミッション(広島国際文化財団主催)の第六陣一行は一日午後(日本時間二日午前)、早速同市の南約二百キロにあるペブルビーチ市のスチーブンソン高校を訪ね、被爆実態を伝える「平和授業」に臨んだ。

 同校は生徒数約五百四十人で、近くのモントレー国際大学院不拡散研究センターが主催する「不拡散教育プログラム」に参加。昨年から「放射性物質を利用したテロリズムの防止」について学習を重ねている。

 授業には歴史や日本語などを専攻する生徒八十人が出席。中学の英語教員だった被爆者の松島圭次郎さん(76)=広島市佐伯区=が、被爆写真を示しながら英語で自身の体験を証言。「あなたたちと同世代の動員学徒たちが、焼かれて死んだ。かわいそうだった。原爆の悲劇を二度と繰り返してはならない」と訴えた。

 その後、同市西区のノートルダム清心中一年の生徒から託された、画用紙に原爆ドームと峠三吉の詩をあしらった平和ポスターを寄贈。サンフランシスコで合流した米ダートマス大経営大学院生の木村峰志さん(34)=同市安佐北区出身=が「この作品を見て、今日学んだことを忘れないでほしい」と話し掛けた。

 一年生のディラン・アイシェンバーグ君(14)は「核兵器が引き起こす惨状が目に浮かんだ。自国の核戦略には反対だ。核不拡散のために何ができるかみんなで意見を交わしたい」と話していた。

【写真説明】米国の高校生に被爆写真を示しながら体験を語る松島さん(向かって左から2人目)らメンバー=ペブルビーチ市(撮影・松元潮)


MenuTopBackNextLast