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「10フィート運動」論議 広島でシンポ 体験継承を訴え '05/4/3

 被爆体験の継承について考えるシンポジウムが二日、広島市中区の原爆資料館東館のメモリアルホールであった。広島平和教育研究所と広島国際文化財団の主催。被爆後の広島、長崎の映像を米国から買い求める一九八〇年代の「10フィート運動」関係者や、平和活動に励む学生、教諭ら五人がパネル討論し、約百五十人が聞き入った。

 10フィート運動で制作された映画「にんげんをかえせ」の橘祐典監督(72)は「体験継承に向け、若者の心をどう揺り動かすかが問われる」と問題提起。映画に登場する長崎被災協の谷口稜曄副会長(76)は「われわれ被爆者は衰えるばかり。日本中の人々が核兵器では人を守れない、と大きな声を上げていかねばならない」と訴えた。

 広島県東部の中学教諭梅田有滋さん(50)は「映像や被爆者の証言は、子どもたちの意識を深める上で有効。被爆者団体とも連携し、平和教育の内容を充実させたい」、同財団の広島世界平和ミッションに参加した大学院生荊尾遙さん(22)は「10フィート運動をヒントに、市民に核兵器廃絶を呼び掛ける具体的な方法を模索する」と誓った。


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