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原爆 二度と使わないで ロスアラモス研究所に第六陣 展示に一文を要望 '05/4/10

 【サンタフェ8日岡田浩一】広島国際文化財団が派遣する広島世界平和ミッションの第六陣メンバー四人は八日午前(日本時間九日未明)、米国ニューメキシコ州にある核兵器開発の拠点施設「ロスアラモス国立研究所」を訪ねた。

 一行は早朝、サンタフェ市を出発。荒涼とした山道を約一時間車で走り同研究所へ。入所は許可されなかったため、研究所周辺を地元の平和市民団体のメンバーと巡った。

 一九四五年に広島と長崎に投下された二発の原爆を製造し、現在も小型核兵器などの設計にかかわっている施設「テクニカルエリア16」も金網越しに見学。被爆者の松島圭次郎さん(76)=広島市佐伯区=は、六十年前の原爆犠牲者を思い出して涙ながらに手を合わせていた。

 同研究所に併設されたブラッドベリー科学博物館も訪問。広島、長崎に落とされた原爆の模型展示を前に、松島さんが「この展示に『いかなる国や民族の上にも、原爆が二度と使われないことが、被爆者の願いだ』という一文を添えてほしい」と申し入れると、ジョン・ローデス館長は同意した。

 初めて核開発の中枢施設を見学した米国人で、広島YMCA職員のスティーブ・コラックさん(50)=同区=は「研究所敷地内には工事中の所があちこちにあり、まだまだ施設を広げようとしている。残念だ。核兵器の恐ろしさを米国民に伝え続けていかねば…」と決意を新たにしていた。

【写真説明】広島と長崎に投下された原爆模型の説明板に見入る松島さん(手前左から2人目)らメンバー(撮影・松元潮)


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