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露記者団と意見交換 広島 「核被害伝えてほしい」 第四陣2人 '05/4/13

 昨年十月から一カ月余、ロシアなど三カ国を巡った広島世界平和ミッション(広島国際文化財団主催)の第四陣メンバー二人が十二日、広島市を訪れたロシア人記者六人と、中区の原爆資料館東館で意見交換した。

 被爆者の森下弘さん(七四)=佐伯区=と、旧ソ連の核実験場があったカザフスタン・セミパラチンスクの支援活動を続ける小畠知恵子さん(五二)=中区。森下さんが、自作の原爆の絵を見せながら体験を語ると、記者らは時折ため息をもらしながら耳を傾けた。放射線後障害や被爆による心理的影響、国家補償についての質問も相次いだ。

 小畠さんは、新聞紙面で平和ミッションのロシアなどでの活動を紹介。「広島・長崎以後も核被害は続く。ジャーナリストとして目に見えない核の被害を伝え、国家などの権力を監視してほしい」と訴えた。

 ロシア・ジャーナリスト地域間同盟のウラジーミル・トーリン会長(三五)=モスクワ=は「ロシアでは人影の石や折り鶴のエピソードはよく知られているが、実際広島に来た印象は強烈だ。核の使用や実験に反対する市民の活動も重要と感じた」と話していた。

 日本新聞協会の招きで日本を視察中の一行はこの日、同資料館を見学し、中区の中国新聞社で今中亘社長らと懇談。十三日は、南区の広島大原爆放射線医科学研究所や廿日市市のカキ養殖場などを訪ねる。

【写真説明】ロシアで活動した際の写真などを示して、記者たちに交流の様子を語る左から小畠さん、森下さん


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