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第六陣、米から帰国 派遣終了 13ヵ国に29人 '05/5/10

 核超大国の米国各地で市民らと交流し、被爆体験や反核の願いを伝えた広島世界平和ミッション(広島国際文化財団主催)の第六陣が九日、約四十日間の旅を終えて帰国した。今回で、昨春から続いた世界の核保有国などへ被爆者ら市民を派遣する被爆六十周年プロジェクトの平和ミッション派遣事業は終了した。

 JR広島駅に到着したのは、被爆者の村上啓子さん(68)=広島市中区出身、津田塾大三年の前岡愛さん(20)=同市東区出身=のメンバー二人と同行の中国新聞記者とカメラマン。体調不良や仕事の都合で一足先に帰国した被爆者の松島圭次郎さん(76)=同市佐伯区=と米国イリノイ州出身で広島YMCA職員のスティーブ・コラックさん(50)=同区=らがホームで出迎えた。

 もう一人のメンバー、米ダートマス大経営大学院生の木村峰志さん(34)=同市安佐北区出身=は、六日に米東部のボストンで一行と別れた。

 メンバーは、米核開発の拠点施設「ロスアラモス国立研究所」を抱えるニューメキシコ州サンタフェ市などで被爆体験を証言。米大陸を西から東へと横断しながら、各地の大学などで平和授業を開き、核廃絶や和解のメッセージを伝えた。ニューヨークでは、核拡散防止条約(NPT)再検討会議開会中の国連本部も訪ね、関係者らに会議成功への努力を訴えた。

 村上さんは「米国の若い世代は、戦争反対に強い関心を示してくれた。旅の経験を生かして今後も活動を続けていきたい」と話していた。

 平和ミッションは昨年三月に、第一陣メンバー五人を南アフリカ共和国とイランに派遣したのを手始めに、中国、フランス、ロシア、インドなど計十三カ国に、市民二十九人を派遣した。

【写真説明】広島駅で一足先に帰ったコラックさん(左から3人目)や松島さん(同4人目)らの出迎えを受ける右から前岡さんと村上さん


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