猛者集う夢舞台へ


2006.03.21

 マジック/ジョーダン/ブライアント…    伝説 現在も進行中 
 

初期のNBAのレーカーズで一時代を築いた208センチのマイカン堰iAP=共同)

 バスケットボールの「神様」と呼ばれたマイケル・ジョーダンの登場以前にも数々の名選手が時代を彩った。1試合で100点を挙げたポイントゲッターや変幻自在のパスさばきを見せる司令塔、正確なシューターら。二〇〇二年にジョーダンが現役引退した後も、新しいスター選手が次々と誕生している。

 NBAは一九八〇年代のライバル対決で隆盛期の幕を開けた。ラリー・バード(ボストン・セルティックス)とマジック・ジョンソン(ロサンゼルス・レーカーズ)が代表的なプレーヤーだった。

 無骨なシューターのバードに対して、華麗な技とスピードのある司令塔ジョンソン。八〇年から八九年まで、どちらかのチームが必ずプレーオフ決勝に進んだ。直接対決は三度あった。レーカーズは五度、セルティックスは三度優勝を果たした。

 八〇年代後半から九〇年代は「ジョーダンの時代」だった。滞空時間の長いジャンプだけでなく、一つ一つの技にも創造力があふれ、バスケットの魅力を最大限に引き出した。得点王は歴代最多の十度。世界中に、その名をとどろかせた。

 ジョーダンの引退後、スターの座を引き継いだのは、アレン・アイバーソン(フィラデルフィア・セブンティーシクサーズ)、コービー・ブライアント(ロサンゼルス・レーカーズ)、レブロン・ジェームズ(クリーブランド・キャバリアーズ)ら。

 ブライアントは今年一月二十二日、一人で81得点を記録した。六二年のウイルト・チェンバレン(当時フィラデルフィア・ウォリアーズ)の100点に続く歴代2位。ジェームズは二月のオールスター戦で、史上最年少の二十一歳で最優秀選手に輝いている。

 アイバーソンは世界選手権の米国代表には漏れたが、得点王は四度。一八五センチと小柄なポイントガードは三十歳を超えても、衰えることなくリングを狙い続けている。




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