中国新聞


子育て応援企業へ専門家派遣や助成
岡山県が受け入れ先募集


 岡山県は、仕事と育児の両立に向けた職場環境づくりへの意欲を宣言した「おかやま子育て応援宣言企業」を対象に、専門家派遣事業と助成金事業の募集を始めた。短時間勤務制度の整備などを義務付けた改正育児・介護休業法が来夏に施行されるのを前に、企業の取り組みを後押しする。

 専門家派遣事業は、行動計画策定への助言や指導などに社会保険労務士▽仕事と生活のバランスについての研修や相談に中小企業診断士▽男性従業員講座に子育て支援NPO職員―のいずれかの派遣を無償で1回受けられる。本年度事業費は約220万円。

 助成金事業は、社内研修か男性従業員の育児休業が対象で、1社当たり10万円を支給。男性従業員の育休は連続5日間以上の取得が要件になる。本年度事業費は約750万円。

 両事業とも予算額に達し次第、締め切る。おかやま子育て応援宣言企業は、県が2007年度に始め、これまでに約160社が登録。県子育て支援課は「特に中小企業の負担を軽減したい」としている。同課Tel086(226)7347。(教蓮孝匡)

(2009.11.1)

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