中国新聞


給食 地場産利用横ばい
10年度 島根県教委まとめ
強化月間でアップ狙う


 学校給食で使う食材のうち、地場産物の割合が2010年度は40・1%だった、との結果を島根県教委がまとめた。09年度(40・4%)からほぼ横ばい。11年度は6月と11月を「ふるさと給食月間」に指定して地産地消率アップを目指す。

 調査対象は、21市町村の全ての給食調理場と、調理場がある県立学校4校。品目別に見ると、米の100%、牛乳・乳製品87・7%、卵類の73・2%などが高かった。低かったのは魚介類11・4%、調理加工品15・7%、果実類15・9%など。

 市町村別では、美郷町の66・7%(09年度36・9%)や吉賀町の60・2%(同62・7%)が高かった。健康づくり推進室は、生産者グループからの供給体制を確立している自治体の地場産活用率が高い、と分析している。

 11年度まで5年間の県食育推進計画は目標値を40%としており、2年連続クリアした。昨年6月と11月のそれぞれ5日間の実績を調べた。(金山努)

(2011.5.1)

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