中国新聞


小中耐震化11年前倒し
笠岡市教委 18年度までに完了


 笠岡市教委は市立27小中学校で、耐震補強工事を2018年度までに完了させる。校舎や体育館など77棟で補強工事を終えた耐震化率は現在55・8%。市教委は3月に学校施設耐震化計画を見直しており、当初計画を11年前倒しして早期に安全な教育環境を整える。

 浅野文生教育長が16日の市議会定例会一般質問の答弁で説明した。市教委は文部科学省の指針などに基づいて08年度策定の耐震化計画を見直し、補強工事に向けた実施設計を10年早めて16年度に終わらせる。工事は年に2棟を実施する計画だったが、今後は3〜5棟に増やして対応していく。

 浅野教育長は「国の補助金など財政支援を有効に活用して進めたい」などと説明した。(谷本和久)

(2011.6.17)


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