中国新聞


学校給食、4施設に再編 東広島市教委案
福富中に新設へ


 東広島市教委は、市内に七つある学校給食センターを四つに再編する案を明らかにした。福富町の福富中に北部学校給食センター(仮称)を新設し、福富、豊栄、河内、八本松の4センターは老朽化などに伴い廃止。11日の市議会文教厚生委員会で説明した。

 新センターは敷地約4500平方メートル。2015年3月完成、同年8月に稼働する予定。総事業費は約10億円と試算し、施設の構造や広さは今後検討する。

 担当地区は、廃止する福富、豊栄、河内の3センター分に加え、現在は東広島センターが担う志和、高屋地区分。小中学校と保育所計24施設の約4200食を賄う。八本松センター分は東広島センターに移行する。

 廃止予定のセンターは設置から17〜28年が経過し設備更新が必要だった。河内センター以外は08年の学校給食法改正で努力目標とされた、床を乾燥させる「ドライシステム」が未導入だった。

 福富、豊栄、河内の3センターは調理食数が年々減少し、1人当たりの食材費が高額化しており、大規模化でコスト削減を図る。(安道啓子)

(2012.1.12)


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