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'13/11/30

型式不適合も安全性問題なし


 ミサワホーム(東京)の施工不備問題で国土交通省は29日、広島市、岡山市、倉敷市、北海道北見市、佐賀市の各1棟のサンプル調査の結果をまとめた。いずれも施行不備を確認し、同社の木質パネル住宅の仕様に合致しない「型式不適合」に当たり、建築基準法違反と認定した。安全性の問題はないとしている。

 国交省は同日、全国で施工不備の疑いがある同社の住宅1614棟(うち中国地方は1410棟)の所在地の自治体に、来年2月末までに全棟を調査するよう要請した。

 サンプル調査は国交省が5市に依頼して実施。広島、倉敷、佐賀の3棟は、木質パネル住宅の屋根裏などに取り付けるはずの強化ボードが未設置だった。岡山の1棟は強化ボードが設置されていたが、仕様より位置が高かった。北見の1棟もボードは取り付けてあったが、固定部材の仕様が違っていた。

 国交省は、5棟とも型式通りの施工を義務づける建築基準法に違反すると認定。一方で構造耐力に関する同法違反はないとした。

 ミサワホームは「型式不適合の指摘を真剣に受け止める。自治体とも相談をして具体的な調査方法を考えたい」としている。




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