広島と長崎の原爆についてノンフィクションを執筆中の、米国人科学者チャールズ・ペリグリーノさん(55)が二十二日、東広島市八本松南の原爆資料常設展示室を見学した。
展示室では、被爆死した少年のビー玉などをビデオで撮影。東広島医療センターの前身だった傷痍(しょうい)軍人広島療養所の元看護師へのインタビューもした。
ペリグリーノさんは二〇〇一年の米中枢同時テロの調査に携わった際、日本から届いた千羽鶴を見て原爆に関心を持ったという。医療センターの訪問が主な目的で「展示やインタビューの内容を本に組み込みたい」と話していた。(治徳貴子)
    
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