「日本コリアスタディーツアーinヒロシマ」に参加する日韓学生計三十人が五日、広島市中区の原爆資料館を訪れた。
日本側は早稲田大などの十八人、韓国側はソウルから訪れた三人と日本への留学生九人。被爆直後の市街地を再現したパノラマ模型前では、日本の学生が韓国語を交えて説明した。焦げた衣類の遺品にも見入っていた。
ソウル在住の大学四年キム・ウリミさん(23)は「原爆の恐ろしさは分かったが、韓国人被爆者の資料が少ない」と指摘していた。
ツアーは両国民の異なる歴史認識を学ぶため、早稲田大平山郁夫記念ボランティアセンターが初企画し、四日に広島入り。八日まで滞在して被爆者の証言も聞く。六日は平和記念式典に参加する。
【写真説明】原爆資料館を見学する日韓の学生
    
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