中国新聞社は六日、広島市の平和記念式典を速報する特報を発行し、会場の平和記念公園(中区)など市内各所で配布したほか、登校日の平和学習に取り組む小、中学校二十四校にも届けた。
西区の三篠小には、病気や式典に参列した児童を除く六百三十七人が登校。二年二組では、児童が担任の藤田佐智子教諭から二ページの特報を受け取り、式典を伝える記事や秋葉忠利市長の平和宣言、こども代表の平和への誓いに目を通した。
その上で「祖父が被爆。後に病気で亡くなった」「もし祖父母が原爆で死んでいたら、僕はいなかった」など家族に聞いた原爆の話や感想を発表した。
特報は学校分約八千部を含め約二万八千部が配られた。(萩原英一郎、山崎亮)
【写真説明】配られた特報を熱心に読む三篠小2年2組の児童たち
    
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