中国新聞社
2012ヒロシマ
'12/7/25
首相、8・6式典出席へ

 野田佳彦首相は24日の参院予算委員会で、8月6日に広島市である平和記念式典に出席する意向を表明した。核兵器廃絶へ、被爆地からどのようなメッセージを発するか注目される。

 首相は広島市の式典と8月9日に長崎市である平和祈念式典に「ぜひ出席させていただきたい」と明言した。さらに、質問した公明党の秋野公造氏が「核兵器を二度と使わせない」との思いに触れるため長崎市の城山小の被爆校舎を見学するよう求めたのに対し、「可能なら立ち寄れるよう調整したい」と前向きに応じた。

 広島市によると、首相の出席は1994年から続いている。民主党の首相では2010、11年の菅直人氏に続き2人目となる。菅氏は2年とも、被爆者団体の代表から要望を聞く会に参加し、原爆養護ホームも訪れている。(岡田浩平)


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