広島市は4日、6日の平和記念式典に世界71カ国と欧州連合(EU)の代表が参列すると発表した。核兵器を保有する五大国では中国を除く4カ国が出席する。
参加総数は前回発表時(7月13日時点)から2カ国減。インドやパキスタンなどから新たに出席の連絡があった一方、参列を取りやめた国が出たため。昨年は66カ国とEUが出席した。過去最多は2010年の74カ国。
核兵器保有5カ国のうち、米国はルース駐日大使が10年に続いて2度目の参列。英仏の2カ国は駐日大使が初めて出席する。ロシアは1等書記官を派遣。中国は4年連続で欠席する。
初参加はジブチ、ベラルーシ、ルーマニアなどの8カ国。
市はまた、原爆慰霊碑に献花する駐日大使にカザフスタン、英国、パキスタンなどの6人を選んだ。(田中美千子)




