原爆資料館、時間延長し午後7時まで開館
'98/7/29
反核意識高揚へ 8月1日―16日
広島市中区の原爆資料館の開館時間が、八月一日から十六日ま で、一時間延長されて午前九時―午後七時となる。原爆の日の前後 に、多くの人に被爆の実相を伝える狙い。八月に開館時間を延長す るのは初めて。
現在、午後六時の閉館時間を一時間繰り下げる。入館は午後六時 半までとなる。また、例年通り、八月六日から九日までの間、十八 歳未満の入館料三十円が無料になる。
昨年度は約百三十九万人が入館。うち、約一三%に当たる十七万 六千人が八月に見学した。四年前の広島アジア大会の期間中に一時 間延長したことはあるが、「八月は特に、県外や国外など遠くから の来館者が多い」として延長を決めた。
原爆資料館は「インド、パキスタンが核実験を応酬した後でもあ り、じっくり資料を見て反核意識の高めてほしい」と呼び掛けてい る。
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