市民平和行進が広島に到着

'98/8/5

 東京、長崎など四カ所の出発点から核兵器廃絶を訴えて歩き継い だ「98市民平和行進」が四日、広島市中区の平和記念公園に到着し た。日本生協連(竹本成徳会長、千九百七十万人)の呼び掛けで、 五月七日の東京出発から延べ約七万人が参加した。今年で十五回 目。

 この日、行進に参加したのは約二百五十人。広島県被団協の伊藤 サカエ理事長ら約百五十人が出迎え、公園内の原爆供養塔前で終結 式を行った。

 東京から九十日間、直線距離で約千キロを歩き続けた行進団長の酒 井啓行さん(26)は「平和に見える社会の陰で、いまだに被爆の後遺 症に苦しんでいる人が大勢いた」と長い旅路を振り返っていた。

 一行は五日、中区基町の広島グリーンアリーナである「98ヒロシ マ虹のひろば」などに参加する。

【写真説明】平和記念公園に到着した平和行進の参加者


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