光市の島田中二年生四人が一日、広島市中区の中国新聞本社ビル内の広島国際文化財団を訪ね、広島世界平和ミッションのために生徒や保護者たちから集めた募金四千八百九十四円を贈った。
班長の坪根望さん(14)が、封筒に入れた募金を同財団の岡山和彦事務局長に手渡した。坪根さんは「今は世界に出掛けられない私たちに代わって、紛争をなくし、被害者を助けるために役立ててほしい」と託した。
二年生百十七人は昨年四月から原爆や紛争について学んできた。「平和のために自分ができること」をテーマにした実践として、坪根さんたちの班は校内に呼び掛け、募金を集めた。広島で培った平和と和解の精神を伝える平和ミッションを贈り先に選んだ。
この日は、二年生全員が広島市を訪問。中区の原爆資料館などを見学した。三学期末には、班ごとの活動報告や平和実現への提言を同校のホームページで紹介する。
【写真説明】岡山事務局長(手前)に募金を手渡す坪根さんと左から立山梨花子さん、広実葵美子さん、新谷真未さん
   
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