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「平和ミッション」「未来への伝言」 体験継承 話し合う 「ヒロシマを伝える」討論会 '05/6/26

 広島世界平和ミッション(広島国際文化財団主催)と本紙連載の「ヒロシマを聞く 未来への伝言」に参加した被爆者や若者たちの合同討論会「ヒロシマを伝える」が二十五日、広島市中区のアステールプラザであった。被爆体験を受け継ぎ、内外へと伝える意義や課題について、約六十人が語り合った。

 米国で被爆体験を証言した松島圭次郎さん(76)=佐伯区=が「米国では原爆被害の現実が伝わっていない」と話すなど、平和ミッションに参加した被爆者は、訪問国の国情や核兵器保有の有無などにより「ヒロシマ」の受け止めが異なった体験を報告。同行した若者たちは「日本とアジアが歴史の事実を共有したい」などと、未来志向で対話を続ける意欲を示した。

 「未来への伝言」で初めて被爆体験を詳しく聞いたという元青年海外協力隊員の浦上晶絵さん(25)=府中市=は「被爆者の感情の動きなど、対談で得たことを今度は自分の言葉で子どもたちに伝えたい」。平和活動の実践報告や決意表明をする若者たちの姿に、被爆者が目を細める場面も多かった。討論を聞いた浅井基文広島市立大広島平和研究所所長や直野章子九州大大学院助教授は「今後も顔の見える関係を築き、対話を重ねて」とアドバイスした。

【写真説明】体験継承をテーマに被爆者や若者たちが意見交換した「ヒロシマを伝える」(撮影・松元潮)


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