広島国際文化財団(山本信子理事長)主催の被爆60周年プロジェクト「広島世界平和ミッション」が、今春からスタートする。2005年にかけて、核保有国や紛争地へ記者とともに被爆者や若者らを派遣。原爆被害の実態や、悲惨な体験の中から広島市民、県民が歴史の教訓として学び、はぐくんできた「平和と和解の精神」を直接人びとに伝える。
折りしも今年は広島市特別名誉市民で、アメリカ人の故バーバラ・レイノルズさんが「広島・長崎世界平和巡礼」を提唱し、実現させてから四十年。当時の巡礼団の足跡を振り返りつつ、二十一世紀における新たな被爆地、被爆国の役割を探る「広島世界平和ミッション」の内容を記す。と同時に「ヒロシマ」にかかわりの深いアーティストや有識者らから寄せられた平和ミッションへの賛同のメッセージを紹介する。(平和ミッション取材班)
   
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