広島国際文化財団(山本信子理事長)主催の被爆六十年プロジェクト「広島世界平和ミッション」は、多くの市民に支えられてほぼ一年半にわたる事業を終えた。趣旨に賛同する市民らの寄付金をはじめ、広島の児童・生徒たちは海外に出かける代わりにメンバーに折り鶴や平和のメッセージを託した。いま一度訪問国などの概要をまとめ、ミッションを通じて「伝え、学んだ」体験や教訓をさらに周囲に広げようと励む人々の姿を紹介する。(平和ミッション取材班)