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・三原の河口にイノシシ (02.12.19) ・福山で駆除倍増 (02.12.17) ・因島でイノシシ初捕獲 (02.12.11) ・イノシシ海を渡る (02.11.15) ・能美島・大柿、イノシシ初捕獲 (02.6.28) 　　猪変トップへ

能美島・大柿でイノシシ初捕獲 箱わなで捕獲されたイノシシ 　イノシシによる農作物被害が広がり始めた能美島で二十七日早朝、イノシシ一頭が初めて捕獲された。 　大柿町深江新開、農業木村弘さん（74）が同日午前五時ごろ、自宅近くの畑のそばの箱わなに入っているのを発見。町産業建設課職員が確認したところ、体長約一・二メートル、体重約六〇キロの雄だった。 　箱わなは今月中旬、スイカやメロンなどを栽培している畑の周りを囲んだネットの入り口部分に設置していた。木村さんは「親子連れの足跡が畑にある。繁殖して被害が増えるのでは」と心配する。 　能美島では二〇〇〇年夏、東側にある同町で初めて被害を確認。昨年夏には西側の能美、沖美両町にも広がったが、捕獲したケースはなかった。 　大柿町で被害が出る以前は出没情報もなかった。三町は、早瀬瀬戸を挟んだ東隣で県内有数の被害地である倉橋島から、海を渡ってきて繁殖したのではないか、との見方もしている。