現代龍馬学会 | '09/12/02 |
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記念館前のミニ像。近くの桂浜では高さ約13メートルの龍馬像が海原を望む
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▽土佐の魂、混乱の今こそ
太平洋が眼下に迫る高知市の浦戸城山。桂浜の銅像よりぐっと小さなブロンズの坂本龍馬像を一群が囲む。笑顔、思案顔、好奇心に満ちた目…。
「竜馬の思想と行動に学び、その精神を今日に生かそう」と今年4月に設立された「現代龍馬学会」の面々。NHK大河ドラマ「龍馬伝」の放送を来年に控え、全国からファンが押し寄せる県立坂本龍馬記念館で月に1回、例会を開く。
会員は県内外の10〜80代の84人。「学会」といっても、メンバーは専門家に限らない。
「苦しいとき、ヒーロー竜馬に元気をもらう」「小説やドラマに左右されない真実の竜馬を探りたい」。会社員、自営業者、エッセイスト、公務員…。学びの目的はいろいろだ。
この日は、うねる時代を駆けた竜馬、勝海舟、ジョン万次郎のつながりがテーマ。「境遇の違う3人を海が結びつけた」「身分的、物質的貧困が自由と平等への原動力になった」。人、時代、生き方論。議論は熱く高まる。
「混乱する今こそ、竜馬の思想の真意が感じられる」と61歳の男性。傍らの龍馬像がみけんに少ししわを寄せ、現代社会を見据えている。
(写真・反田浩昭、文・八田大輔=高知新聞)
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