駆ける夏 河川敷リンク | '06/7/11 |
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ローラースケート場でフォームをチェックしながら走る選手たち(北海道帯広市の礼内川河川敷)
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国内でも、いち早く夜が明ける北海道東部の帯広市。ここは清水宏保選手らを生んだスピードスケート王国だ。午前五時、市内の札内川河川敷の一角。夏にもかかわらずローラースケート場にはゴーゴーと車輪の駆ける音が響く。
練習するのは、スピードスケート少年団に所属している小中学生選手や、高校生、実業団の選手ら約四十人。アイススケートリンクを使えない五月から十月の間、この河川敷が、合同練習場になる。
小中学生たちを指導する元五輪代表の川原正行さん(50)の声が響きわたる。 「睡眠の欲に勝つのも練習だぞ!」 夏の精進が、冬の活躍を生む。
(写真・中村祐子、文・守屋裕之=北海道新聞)
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