白球追い 仕事前ひと汗 | '06/7/13 |
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さわやかな早朝に熱戦が展開されている(新潟市の阿賀野川河川公園野球場)
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朝日がまぶしいグラウンドに球音が響く。新潟市では現在、全国一の二百五十チーム、約四千人が参加する早起き野球大会が開かれている。
まだ薄暗い中、眠たそうな目をした男たちが河川敷に集まり、午前五時半に試合は始まる。ベンチからは、やじも飛び出し、おじさんから元学生野球の猛者まで、和気あいあいと楽しんでいる。
野球後進県といわれる新潟県だが、県都新潟市の早起き野球の人気は高い。参加者の一人、会社員佐藤康一さん(38)は「朝のひと汗で、一日を気持ちよく過ごせる。朝飯もうまいし、仕事への活力も出てくる」と語る。
今大会で四十一回目。一九八一年のピーク時は九百四十四チーム、約一万八千人が参加。チーム数は減少傾向だが、今も日本一の大会だ。熱戦は今月下旬まで続く。
(写真と文 佐藤稔治=新潟日報)
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