ブドウ・クリ 山里の恵み 伝建地区の季節料理(愛媛県内子) | '02/9/5 |
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日本が瓦に白壁が映える旧街道の八日市・ぶらり歩けば、まるで江戸時代にタイムスリップ(内子町)
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江戸末期から明治中期にかけ、和紙と木蝋(もくろう)の生産で栄えた愛媛県内子町。豪壮な造りの家が連なる八日市・護国地区は一九八二年四月、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定。大村家、上芳我邸、本芳我邸といった重要文化財も立ち並ぶ。ぶらり歩けば、当時の暮らしぶりがうかがえるだろう。
食事どころや物産店も雰囲気を盛り上げる。周りの景観を損なわぬよう店内には古井戸やかまど、今も時を刻む柱時計、机などレトロ調の調度品が町並みの外観に融合。
町並み巡りの途中、食事どころへ立ち寄るのもいいだろう。料理のいち押しは地元特産の食材を使った「季節料理」。初夏は地アユ、これから秋にかけてブドウやナシ、クリが食膳(ぜん)に上る。食欲の秋。山里の旬の味をご賞味あれ。
(写真と文 永木大善=愛媛新聞)
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