中国新聞


保育士や母親、「被曝」勉強会
呉で毎月


   

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輪読の後、意見交換する木村さん(左端)たち

 呉市の保育士や母親たちが毎月、同市幸町の呉YWCAで放射性物質が人体に及ぼす影響などについて勉強会を開いている。東京電力福島第1原発事故を機に始めた。

 約10人が本を輪読して知識を深め、感想や意見を語り合う。市内の保育士木村浩子さん(58)が知人や呉YWCAの会員に呼び掛け、昨年4月から取り組んでいる。

 昨年12月は6人が出席。子どもの被曝(ひばく)をテーマに学習。チェルノブイリの事例など意見交換した。参加者からは「給食にどんな食材が使用されているか不安」などの意見が相次いだ。木村さんは「学び合えば理解が深まる。呉でも自分たちの問題として考えていきたい」と話す。

 ことしの1回目は21日午前10時から約2時間開く予定。ボランティアなどで昨年4月から福島に通っている呉YWCAの職員が、現地の様子などについて語る。(小林可奈)

(2012.1.13)


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